朝の腰痛は「内臓疲労」が関係している?意外と知らない原因と対策

「朝起きると腰が重い」
「動き出すまで腰がこわばっている」
「寝てるのに疲れが取れない」

実はこの朝の腰痛、単なる寝姿勢の問題や寝具の問題だけではなく、“内臓の疲労”が深く関係していることがあります。

この記事では、「内臓疲労と朝の腰痛の関係」、そして「今日からできるセルフケア方法」まで解説していきます。

目次

朝の腰痛が起こりやすい人の特徴

朝に腰が痛い方の多くは、次のような特徴があります。

  • デスクワークなど座りっぱなしの時間が長い
  • 夕食が遅い、または夜遅くまで飲食する
  • お酒や甘いものをよく摂る
  • ストレスを感じやすい、寝ても疲れが取れない

これらの習慣はすべて、自律神経の乱れ内臓への負担につながります。
実は内臓が疲れていると、周囲の筋肉は硬くなってしまうのです。

内臓疲労が腰痛を引き起こすメカニズム

内臓は、筋膜や神経を通じて筋肉や骨格と繋がっています
たとえば、胃や腸、肝臓などの位置関係を見てみると、ちょうど腰の前側(お腹の奥)にあります。

内臓疲労とは簡単にいうと、食べ過ぎによる消化負担や添加物やアルコールの取りすぎによる代謝負担です。

内臓がよく働く=内臓自体に血液が集まる=内臓が重くなる(引っ張られる)
するとその周囲の筋膜が緊張し、腰椎を前方へ引っ張ったり、骨盤を歪ませたりしてしまいます。

特に影響が出やすいのが次の臓器です。

  • 肝臓の疲労 → 右側の腰の張り・重だるさ
  • 腸の疲れ・便秘 → 骨盤の動きの悪化
  • 腎臓の疲れ → 朝起きた時の腰のこわばりや浮腫み

これらの内臓の緊張は、筋肉や関節の問題と違って「なんとなくこの辺りが重だるい」といった感じで現れます。

なぜ「朝」に痛みが出やすいのか?

就寝時、本来は体はリラックスモード(副交感神経優位)になり、内臓も休まる時間です。

しかし、遅い時間に物を食べることで、消化のために内臓に血液が集中します。
就寝時も内臓がフル活動することで、本来は腰などに血液が集まって修復したいものが、うまくいかなくなってしまうのです。

さらに、寝ている間はあまり体を動かさないため、腰の循環障害も起きやすくなります。

つまり、「寝てる間に回復できない → 朝腰が痛い」という流れになります。

朝の腰痛を改善するポイント

① 夜遅くの食事を控える

内臓を休ませる時間を確保することが大切です。
理想は「就寝3時間前には食事を終える」こと。
それだけで内臓の負担がかなり減ります。

② 湯船につかる

シャワーで済ませずにしっかり湯船に浸かる。
血流を上げる循環を良くすること。
水圧によるマッサージ効果もあります。

③ 水分をしっかり摂る

寝ている間に汗などで水分が減ると、血流が悪くなり内臓も働きにくくなります。
日頃からこまめな水分補給を心掛けましょう。

■ 整体で行う「内臓アプローチ」

整体では、内臓疲労からくる腰痛に対して、“内臓の位置や可動性を整える施術(内臓調整)”を行うことがあります。

具体的には:

  • 腎臓や腸の緊張を緩めて、腹部の圧を調整する
  • 横隔膜や骨盤の動きを整えて、内臓の血流を改善する
  • 肝臓の緊張を緩め、代謝を促す。

こうしたアプローチにより、筋肉や骨格アプローチだけでは取れない「朝の重だるさ」も軽減していきます。

■まとめ

朝の腰痛は、「寝方」「筋肉の硬さ」だけが原因ではありません。
内臓の疲労、自律神経の乱れ、血流の停滞など、
体の内側からくるサインであることも多いのです。

「朝だけ腰が痛い」「寝ても疲れが抜けない」と感じている方は、一度、生活習慣を振り返ってみて下さい。
「最近外食が多いな…」
「間食でお菓子を食べ過ぎかな?」
と、感じる事があるかもしれません。

うえはら整体院では、筋肉・骨格・内臓・自律神経のバランスを大切にしています。
朝の腰痛の改善を目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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